1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル 時給思考

1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル 時給思考

カリスマ起業家の金川顕教さんが2017年11月23日に出版した10冊目の本が『1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル 時給思考』という本。
今回はこの本の内容を紹介しようと思います。早速中身を見ていきましょう!


~目次~
はじめに
第1章 時給思考がないと、一生搾取される
    1時間で10倍の収入が得られる働き方 他
第2章 働けば働くほど時給は下がる
    仕事をサボればサボるほど時給は上がる 他
第3章 時給は10倍を目指す
    時給は2倍ではなく10倍を目指す 他
第4章 時給は「仕事選び」で9割決まる
    コンビニのアルバイトを極めても、時給は上がらない 他
第5章 自己流は事故る
    できない人ほどオリジナリティに固執する 他
第6章 時給が高い人は作業をしない
    AKB48の秋元康さんが舞台に立ってはいけない 他
第7章 1日24時間を2400時間に増やす方法
    人に任せて時給をさらに上げる方法 他
第8章 時給を10倍に上げる「自己投資」の秘訣
    貧乏な人がお金持ちになる唯一の方法 他
第9章 時給を下げることを徹底的に排除する
    やらないことを決める 他
第10章 時間を奪う「時間泥棒」とは距離を置く
    「誰と付き合うか」より「誰と付き合わないか」 他
第11章 時給が高い人の最強最速仕事術
    To Doリストをつくるのはバカ 他
第12章 時間を奪われない生き方
    僕が年収600万円、一生安泰のキャリアを捨てた理由 他
おわりに


はじめに、自分の時給がいくらか聞かれて即答ができるかどうか。時間の価値をきちんと知って理解していないと、他人に振り回される人生になってしまうとのこと。自分で自分の人生をコントロールし、金銭的にも時間的にも精神的にも自由になるには「時給思考」を身に付けることが不可欠のようです。

第1章、1時間にいくらの価値を生み出すことができるかを考えることで、生産性が上がり、人生が好転していく。「タイムイズライフ」時間は命と同等のモノ、金川顕教さんが良く使う言葉ですね。成功できない人は「お金があれば何でもできる」と言い訳をするけど、本当は「時間があれば何でもできる」!スキルアップしてお金を稼ぐことだってできるんです。なるほどと思いました。つい働けば働くほど残業代とかで収入が増えると安直に考えてしまうけれど、実は真逆で働けば働くほど時給は下がっていくそうです。1日とか1週間1ヵ月とか長いスパンで収入を考えずに1時間で考える癖をつけることで、無駄な時間が減って生産性が上がる、そして自分のやりたいことができる時間を作り出すことも出来るということ。自分一人で作業するのではなく、稼げる仕組みを作り他人に任せることで時給を上げることができる。だから金川顕教さんとしてはビジネスオーナーか投資家がおススメだそうです。

第2章、時給思考で考えると、一流のスキルを完ぺきに身に付けるのは非効率的だと言えます。完璧主義を捨てて、いろいろなスキルを組み合わせることで一流を超えることができるとのこと。すべて自分でやるのではなく得意なことは得意な人に任せて、本当に自分がやらないといけないことだけに集中すること。そうすることで大きな成果を出すことができ、時給も上がっていきます。人に任せるのが難しいと感じるなら「一緒に行う」という気持ちで取り組むとだんだん慣れてくるようです。時には時間をお金で買うことも必要になるけど、それで成果が上がるならよしとしましょう!とにかく時給思考を自分に徹底的に叩き込むこと。それには1日に4万回も行われているというセルフトークを有効活用しましょう!

第3章、人は目標以上のことができないので、目標はあえて高く設定しましょう。そうするとその目標達成のために仕組みづくりについて考えるようになって、根本的に働き方が変わっていくとのこと。そして1年後、3年後、5年後とかいう長期スパンでの目標は立てなくていいそうです。なぜなら長期目標を設定しても、何からどう始めたらいいかはっきりしないから行動できずに終わってしまうから。だからこそ、1ヵ月ずつ目標設定をし、「この1時間で何をするか」と時給思考で考え行動することが目標達成のカギだそうです。それから目標は有言実行より無言実行で。

第4章、年収3千万つまり時給1万5千円を超えるには、起業家か投資家になるしかない(会社で出世して高給取りになれるのはほんの一握りだから)。そしてお金持ちになれる職業も限られています。人がお金をかける「家、車、保険、教育」の分野でビジネスをすれば時給を上げる近道になるそうです。自分がサービスを受ける側にいるのではなく、サービスを提供する側に回ることで時給を格段に上げることができます。そのためには「情報発信」が必要になってきます。まずは小さなことでも実績を作ることから始めましょう。

第5章、「自己流では”事故る”」これも金川顕教さんからよく聞く言葉ですね。自分が実現したい目標をすでに達成している人を手本にし徹底的に真似をすること、それが最速最短で目標を達成するコツです。結果が出ないのはやり方が間違っているか、やるべきことをやっていないかの2つしかありません。自分らしさを一切無視して、とくもかくも真似を徹底しましょう。

第6章、働く時間と収入は反比例することを覚えておきましょう。第2章でも書かれていますが、自分がやるべきこととやらなくていいことを明確にすることがとても大事だと分かります。収入源を複数持つ仕組みづくりや集客の自働化というように、自分が動かなくても良いように整えていくことで時給10倍も夢じゃありません。

第7章、自分の分身と言えるようなビジネスパートナーを持つことで時給はさらに上がります。そしてビジネスパートナーと一緒にやることで、自分の時間も増やすことができます。新しいビジネスチャンスがあっても、すぐ行動できる時間があるかどうかが分かれ道です。時給を10倍にするにはビジネスパートナーの存在は不可避だそうです。でも、自分の分身だからといって丸投げにするのではなく、コミュニティを作ってしっかり助け合う姿勢を忘れてはいけません。

第8章、お金持ちになるためには「自己投資」が大切。自分は唯一コントロールできるもの。金川顕教さんもパブリックスピーキングを習得するために高額な受講料を払ったりしたそうです。だからこそ今では人前で堂々と話すことができます。有益な情報はタダなはずがありません。高額であればあるほど価値があると金川顕教さんは感じているそうです。自己投資にいくらかけられるかでも時給を上げれるかどうかが掛かっているんですね。

第9章、1日は24時間しかないからやれることは限られてきます。だからこそ「やらないこと」を決めることが大事。テレビ・スマホ・異性・飲食・遊びに使う時間は無駄な時間が多いそう。理想の時給になるまではそういう無駄な時間を極力減らすよう心掛けるべきです。

第10章、時給を上げたいのなら人との付き合い方もしっかり考えましょう。タイムイズライフです。時間を奪ってくるような人や集団とは距離を置いた方が身のため。環境の影響力は強大です。今のコミュニティから抜け出し、時給思考を持っているコミュニティに入りましょう。

第11章、Googleカレンダーを使って仕事の優先度も設定すると便利です。To Doリストを作っても優先度がわからなければ意味がありません。むしろNot To Doリストを作る方が成果もあがるそう。また、自分の体のコンディションにも気を配りましょう。質の良い睡眠や食事、適度な運動をすることで良いパフォーマンスが出来るようになります。

第12章、金川顕教さんが超優良企業を辞めたのは、仕事に満足感を得られなかったことと自由を得られなかったからだそうです。自分の人生を生きるためには時給思考を持つことが初めの一歩。ステージを駆け上がるごとに欲しいものをどんどん手に入れることができるようになります。人生において「時間」がいかに大切かしっかり考えましょう。

おわりに、金川顕教さんの人生に大きな変化をもたらしたのは「時給思考」。時給思考を持つことで経済的自由、仕事の自由、そして精神的自由が段階的に得られるようになります。この本を読んだ人が精神的自由を手に入れられるようにという願いからこの本が生まれたということでした。

以上が『 1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル 時給思考 』の内容です。
12章にも及んでいるので最初は盛りだくさんだなと思いましたが、読んでみるとすらすらと読み進めることができました。
内容が面白いのはもちろん、難しい言葉もなく読みやすい金川顕教さんの書籍ならではですね。
学生時代は時給で仕事を選んでいた部分があるけど、会社員になると月収とか年収にばっかり目がいくようになっていました。今の自分の時給はいくらだろうなんて考えたこともなかったので時給思考にはびっくりしました。でも読めば納得、もっと時間を大切にしないといけないと実感します。
誰だって憧れる自由を手に入れるための第一歩だという「時給思考」。
まだ月収や年収ばかり気にしている人にはぜひ読んで欲しい1冊でした。

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