これで金持ちになれなければ、 一生貧乏でいるしかない。: お金と時間を手に入れる6つの思考

これで金持ちになれなければ、 一生貧乏でいるしかない。: お金と時間を手に入れる6つの思考

カリスマ起業家の金川顕教さんの書籍7冊目はお金と時間を手に入れるための6つの思考を書いた1冊です。
金川顕教さんはそのままいけば年収3000万クラスの超名門企業に勤めていましたが、時間的な自由がない生活を続ける中で自分が思い描いていた幸せな将来とのズレに気付き、誰もがうらやむような安泰な将来を捨て、起業することで結果お金も時間も自由に使える生活を手に入れましたよね。
そんな風にお金も時間も手に入れるにはどんなことを心がければいいのかがわかる1冊でしょうか。とても興味をひかれます。
2017年8月8日に出版された『これで金持ちになれなければ、 一生貧乏でいるしかない。: お金と時間を手に入れる6つの思考』、早速中身を見ていきましょう!


~目次~
第1章 自分の現状を認識して、目標を習慣化する思考
第2章 実際に動けるようになるための思考
第3章 すべての行動を「時給」でとらえる思考
第4章 一流の人から学ぶという思考
第5章 お金ときちんと向かい合う思考
第6章 会社の名刺に頼らないという思考


はじめに、精神的にも時間的にも自由な時間を得ることが「幸せな生活」を送る上で最も重要な要素だとしている金川顕教さん。その考えには誰もが納得だと思います。
そんな幸せなお金持ちになるためには、「時給」で自分の労働と対価について考えるべきだと言っています。時給思考でいうと金川顕教さんは時給100万円!単純にすごいですよね。この本が書かれたのが2017年なので今はもっと上がっているんじゃないかと思われます。
時給を上げるためには、何を自分がやるべきかをしっかり厳選することが大切。それにはどんな思考が活きてくるのか、金川顕教さんが実践してきたその内容がとても気になります。

第1章、自分の現状を認識して目標を習慣化する思考について。才能や運は自分で作ることができるという考え方にまず驚きました。つい上手くいかない言い訳に才能がないからとか運がなかったからと言ってしまうけれど、それが自分で作り出せるものだとは!
ただ考えるだけじゃ何も変わらない。 自分の行動や口癖を意識して変えていくことが有効だということです。
金川顕教さんを知っている人なら必ず一度は聞いたことがあるフレーズです。
①思考を変えると行動が変わる
②行動を変えると習慣が変わる
③習慣を変えると結果が変わる
一人でやるのが難しいなら周囲を巻き込んでみてもいいかもしれませんね。
もし今結果を出せていないとしたら、一度自分に足りていない部分を論理的に分析して把握して弱点を補強することが向上するための第一歩。その時に目標とかゴールを設定しておくとより差がわかっていいみたいです。自分が知っていることと自分ができることはノットイコール。分母に含まれているのは本気で目指している人だけじゃないからデータや確率なんて当てにならない。 失敗をしてもいい。だけど必ずその原因を分析することは欠かさずに、とのことでした。

第2章、実際に動けるようになるための思考。
年収3000万以上になるためには、
①組織の中で高給を得る
②起業する
③投資家になる
という3択のようです。だけど実際のところ①の組織の中で年収3000万以上になるのはごくごく限られた人しかなれないからほとんど2択ですね(笑)
金川顕教さんはそれで②の企業を選んだという訳です。
月収100万円に到達するまでは何よりも「パクる」ことが大事。上手くいっている人を見つけてきちんと「パクる」!つい自分のアレンジを加えそうになるけれど、それは絶対にやってはいけないことの一つだと肝に銘じましょう。
人生はレースではない。人と競っているのではなく自分との戦い、という言葉にグッときました。人と比べて卑屈になるんじゃなくて、人との差を見つけて自分を改善するヒントにしましょうとのことでした。
お金持ちになるにはノウハウじゃなくてメンタルが一番大事なので、まずはきちんとメンタルを育てる努力が必要です。
もう一つグッときた言葉は、人生は一瞬で変わらないけど「方向性」は変えられる、という言葉。自分の人生がどこへ向かうか、一瞬の出会いが変えると思うとまさに一期一会だなと思いました。

第3章、すべての行動を「時給」でとらえる思考。お金持ちの人は「時間」が最大に価値のあるものと考えているそうです。だからこそ家事代行とかタクシーを使うとか、時間をお金で買うわけです。そういう「費用対効果」を常に意識していると言えます。
時間の使い方にはマイルールを設け、24時間常に全力でいる必要はない。必要な時に全力を尽くせばいいだけなので、リフレッシュのためにぼーっとする時間があってもいいわけです。
飲み会とかいろいろと誘ってくる人もいるけれど、人に合わせていたら人の人生に振り回されてしまうので要注意。あくまでも「自分の人生」、自分の可能性を決めるのも他者じゃなく自分自身!

第4章、一流の人から学ぶという思考。人間は長く時間を過ごしている人から最も影響を受けやすいものです。なりたい自分になるために、理想のステージにいる人と一緒に過ごすように人間関係を作っていくことが大事。でもいきなり切り替えるのも大変なことだから、 現状のステージ・理想のステージという 二種類の人間関係を作ってみてもいいそうです。
理想のステージに早く到達するためには、手っ取り早くそのステージにいる人と会うといいとのこと。そうすれば雲の上の人を身近に感じて行動力がアップするかも。
金川顕教さんに言わせると、セミナーよりも懇親会の方が大事。そこでしっかり自分を売り込んで人脈を築いていくといいそうです。セミナーとかでお金を払って情報を教えてもらう時、お金を払うから当たり前だと思うのと、「こんないい情報を教えていただきありがとうございます。」と言えるかどうか、そこが人間としての評価の分かれ道。常に感謝できる人が成功している。

第5章、お金ときちんと向かい合う思考。成功者は‶普通”の水準が一般人と違うそうです。お金持ち=お金に執着心があるという訳ではなく、逆に使いまくっている人の方が稼いでいる傾向も。
お金がすべてというわけではなく、単なるツールとして対価として何が得られるかを天秤にかけながら使っているようです。第3章でも触れたように、費用対効果や価値をとても大事にしているということですね。お金を使えば使うだけ稼げるけど、浪費するのではなくて「自己投資」が一番還元率がいいそうです。金川顕教さんは収入の最低でも20%を自己投資に使うのがおススメとのことでした。
一般人は支出を減らすことばかり考えてしまうけれど、お金持ちは収入を増やすことを考える、そこに大きな違いがありますね(笑)

第6章、会社の名刺に頼らないという思考。年収3000万以上になるため、起業(ビジネス)か、投資、どちらが自分に向いているかを考えましょう。本当に稼ぎたいと思うのなら会社を辞めるべきだと言います。会社に拘束される時間をすべてビジネスや投資にまわせるから結果が出やすいわけです。分かっていてもスパッと辞めるのは勇気がいりますよね。当然ながらスパッと辞めれる人が上手くいっています。
お金を生む3つの能力として
①コピーライティング
②パブリックスピーキング
③マーケティング
が有名です。どれか1つでも身に付ければ必ず武器になるから、稼ぎたいのなら身につける努力を絶対にするべき。金川顕教さんもパブリックスピーキングをお金を払って習得してますしね。

おわりに、常に行動が全てです。努力している人=ライバルは意外と少ないことを知りましょう。とにかく何でもいいから行動してみましょう、今すぐに!!ということでした。


以上、簡単に内容をまとめてみました。
お金持ちとそうでない人にはお金や時間に対する考え方に大きな差がありますよね。
そこをしっかりと把握し、その差を埋めていくことで今より上のステージへと上がっていくことができるんではないでしょうか。
おわりにで触れられている通り、行動しなければなにも変わっていきません。
現状に不平不満を言うだけじゃなく、そこから脱却するためにはじゃあどうしたらいいか、自分には何ができるだろうか、もっと深くしっかり考えなければいけませんね。
とても面白い1冊でした。
興味のある方はぜひ読んで自分の思考を変えるきっかけにしてください。

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