人もお金も動かす 超スゴイ! 文章術

金川顕教さんの書籍27冊目は『人もお金も動かす 超スゴイ! 文章術』というタイトルの1冊。2019年4月20日に出版されました。
金川顕教さんはこれまでも文章術についての書籍を出しています。しかも無料書籍という嬉しすぎる方法で。
その書籍については過去の記事『書く技術』『禁断の売れる文章術』で紹介しているのでよかったら参考にしてください。
さて、満を持して登場した文章術についての紙媒体の書籍です!気になる中身を見ていきましょう。


~目次~
はじめに
第1章 なぜ、あなたは文章術を身につけるべきなのか?
001~010、column01
第2章 <初級編>伝わる文章を書く
011~016、column02
第3章 <中級編>共感される文章を書く
017~023、column03
第4章 <中級編>興味を引く文章を書く
024~027、column04
第5章 <上級編>行動を喚起する文章を書く
028~034、column05
おわりに


はじめに、今はSNSがかなり普及しています。それによって個人レベルで文章を書くスキルの重要性が増したともいえるようです。文章を書くスキルは、本業でも副業でもプライベートでもあったら強力な武器になるもの。ぜひ身につけたいものです。そしてつい思い違いをしてしまうけれどいい文章とはきれいにまとまった文章とかではなくて、「読み手が読みたい文章」だということを心にとめましょう。
金川顕教さんといえばパブリックスピーキングのイメージが強いけれど、マーケティングやセールスをベースにする文章術も勉強して身に付けたそうです。文章術の勉強などから起業の道が始まっているのなら、同じようにそのスキルを身につけることで人やお金を動かすことができるようになるかも、と期待が高まります!それと同時に自分の文章のダメな点が色々分かりそうで怖いな~と思いました(笑)

第1章、はじめにでも触れたように、今の時代SNSが普及したことによって「誰もが自分のメディアを持てるようになった」といえますね。しかもかなりローコストです!インスタグラムとかFacebookとか無料ですもんね。そうゆう自分のメディアを使ってパーソナルブランディングをするするわけです。パーソナルブランディングについて偉い人の定義が紹介されてますが、ぶっちゃけ金川顕教さんの説明の方が分かりやすいです(笑)自分のイメージを戦略的にコントロールしてビジネスに役立てることがパーソナルブランディングです。これからの時代は、自分のファンやフォロワー、そこに表れる信用というものが自分一人ではできないことを実現してくれる大切な資源となるようです。だから早いうちからしっかりパーソナルブランディングをしてファンやフォロワー、他者からの信用を得るように動いておいた方がよさそうです。
そこで必要となって来るのが「文章術」です。達人レベルになると会ったことのない人でも文章だけで口説けるほどだとか(笑)文章術はパブリックスピーキングの習得よりもすぐに実践できるし、文章と向き合っていくうちにコミュニケーション能力の土台もあがっていくという嬉しい効果が期待できます。文章を書く上で気を付けるのは、自分目線だけではなく相手の目線を意識して書くということ。文章を書くことは脳の筋トレ・ストレッチと思ってコツコツ続けていきましょう。
コラム:句読点の使い方など文章の超基本が出来ていない人が多いそうです。自分は小学生の時にことばのきまりという教材?を学校でやったな~とふと思い出しました(笑)
読みやすい伝わりやすい文章を書くには、そういう超基本をおろそかにしてはいけませんね。
あとはダラダラと書くのもダメ。一文一メッセージを心がけると良いとのこと。

第2章、人に読まれない文章はただの自己満足!日記じゃないのならそのままではダメですよね。誰のために何のために文章を書いているのか一度考えてみましょう。言葉の伝え方にも工夫が必要なんです。どんな工夫をしたらいいかというアドバイスが書かれています。
例えば最初と最後に書かれていることが一番印象に残りやすいから、伝えたいことや念押ししたいことはそこに持ってくるようにするとか、伝えたいことには具体例を添えることなど。人に読まれるため読みやすくするためのテクニックはどんどん使っていきましょうとのことでした。
この章は初級編なだけあって基本的なことが書かれているけれど、そここそ一番大事なところですよね。一度自分の文章を振り返らなくてはと思いました。
コラム:文章を書いたら必ず推敲をかけること。推敲とは自分の書いた文章や詩なんかを読み直して、もっといいものにできないか考えて作り直したりすることだそうです。いろんな視点から読んでみたり、読む時間や場所など環境を変えることで新たな発見があるかもしれません。

第3章、文章を書いていると、何度言い聞かせても「相手目線」というのを忘れがちです。自分のために書かれた本(=読み手が読みたいことが書かれている)と思ってもらうためには、その読み手がどんな人なのかピンポイントで絞る必要があります。読み手のリサーチにはSNSが活用できます。具体的な人物像を思い浮かべ、読み手の目線に合わせることを意識しましょう。
また、モノに対するファンを作るんじゃなくて書き手(自分)のファンを作ることが大事。そのためには自分の過去のエピソードや夢目標などを開示することが有効だそうです。自分の得意なことや実績を書くならプロフィール欄を活用しましょう。意外とおろそかにしているプロフィール欄は実はアピールできる重要な場所です。全員に好かれなくても一人が理解してくれたら十分意味があります。かと言って反感を買う文章ばかり書くのはナンセンスです(笑)できるだけ無駄な反感を買わないような努力もしましょうね。
コラム:文章を書く時一から書き始めるよりも、小見出しから書くと文章の全体像が分かって書きやすいそうです。ぜひ取り入れましょう。

第4章、実は文章は五感全てを刺激できるすごいツールなんです。五感を刺激され感情が揺さぶられた時、人は行動にうつします。この章には人の興味を引くためどんな工夫をこらしたらいいのかが書いてあります。より実践向きです。読んでて面白いしためになりますよ!
コラム:俳句や短歌のように決まりごとや文字の制限がないのでもっと気楽に気軽に書いてみましょう。脳内の読者に話しかけるようにして書くと書きやすいですよ。

第5章、上級編なのでビジネスの文章を書く時に使えるテクニックが書かれています。
商品を買うことによってその人はどんな恩恵を受けることができるのかをしっかりアピールすること。いくら値段が安かったとしても感情を揺さぶられるような恩恵がないと「買う」という行動にはうつらないわけです。じゃあどういう時に感情が揺さぶられるかを知るためには文章を読む相手(=商品の買い手)をイメージしてリアルな部分を知らないといけません。第3章で書かれている読み手のリサーチがここで活きてくるというわけです。
人に行動を起こしてもらうにはwhyとWhatの説明に8割の労力をかけましょう。具体的な方法の説明は残りの2割ですね。この黄金比を意識しましょう。
金川顕教さんは人生は3つあるというおもしろい考え方をしています。その3つとは仕事をしている時、プライベートな時間、そして休息(睡眠)している時間。この3つ全てをカバーするような説明をすることで、たった一つの選択で人生が上手くいくというイメージを持たせることができるというなんともすごいテクニックです。脱帽です。
他にも、もしで始まる質問から最終的に目的の物を買うように誘導していく手法とか、外堀から埋めてくような感じがすごいです(笑)
ひとえに文章と言っても、テクニック次第でかなり影響力を持つものに変えることができるその可能性を知ることができました。
コラム:文章は全体の調和が大事。見出しの付け方とか話の順番だけでなく、フォントとか余白といった細かい部分まですべてを見た上でなぜこの文章は人の心を動かすのか、と考えることで自分の文章の向上に繋がっていきます。

おわりに、人の共感を得る文章を書くということがどういうことか実感して欲しいと言っていました。


以上、『 人もお金も動かす 超スゴイ! 文章術』 を読んでのまとめや感想でした。
さすが金川顕教さん。とても分かりやすくて文章を書くことへのハードルが下がる一方、金川顕教さんがもっているそのテクニックにかなり衝撃を受けました。
語彙がないのでその衝撃を上手く伝えられないのが歯がゆいところです(笑)
ちょっとしたテクニックを使ったり、考え方を変えるだけで人の心に響く文章が書けるようになることを教えてくれたこの本。
絶対に読む価値あります!すごくおもしろかったです!
まだ読んでない人はぜひ読んでみてくださいね!

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