圧倒的な成果を上げるアウトプット術

久しぶりに金川顕教さんの無料電子書籍から1冊を紹介したいと思います。今回紹介するのは『圧倒的な成果を上げるアウトプット術』という1冊で、2018年12月22日に発行されたものです。
インプット術やアウトプット術についての書籍を何冊か出されている金川顕教さんですが、この書籍は2人のビジネスパーソンが登場し小説を読んでいるかのような感覚でアウトプットとは何なのかを学ぶことができるような構成になっています。ビジネス書を読むのが苦手な人でも読みやすい1冊なのではないでしょうか。
では早速中身を見ていきたいと思います!


~目次~

序章 努力の仕方で自己成長は大きく変わる

第1章 なぜインプットに力を注いでも成果が出ないのか?
 1・インプットとは何なのか?
 2・インプットは「ゼロプット」
 3・9割のビジネスパーソンがインプット中心

第2章 必要になるのはアウトプット
 1・アウトプットとは何なのか?
 2・アウトプットのメリットとは?
 3・アウトプットできるからこそ必要とされる

第3章 どうやってアウトプットを鍛えていくのか
 1・アウトプットに慣れるには、アウトプットするしかない
 2・「書く」アウトプット
 3・「話す」アウトプット

第4章 さらにアウトプットの効果を高める方法
 1・フィードバックを欠かさない
 2・成功者のモデリング
 3・人生はアウトプットで変わる


序章、この書籍には百貨店の販売促進部署に勤める2人のビジネスパーソンが登場します。2人はマンネリした現状を打破すべく、一人は「インプット中心」もう一人は「アウトプット中心」で自己成長を遂げようと取り組んでいくようです。2人がどのように成長してどのような差が生まれるのかをこの書籍を通して疑似体験してみましょう。

第1章、小柄でいつも髪がボサボサな猿川さんと、すらりとしたスタイルで清潔感いっぱいの鶴田さん。この2人がこの書籍の登場人物です。2人は同じ部署のライバル同士。最近仕事にも自分にもマンネリ感を覚え始めたというところから話が始まります。鶴田さんは課長に勧められた読書を、猿川さんは金川顕教さんとの面談をして、どっちが仕事で成果を出せるかを競うことになりました。
金川顕教さんと面談した猿川さんは、忘却曲線について説明されインプットだけの勉強法には限界があることを知ります。金川顕教さんは「インプットはゼロプット」だと考えているのです。学生も社会人も9割の人がインプット中心にしていますが、実験によりインプットよりアウトプットの割合が高い方がいい結果を出すことが分かりました。
猿川さんはこれから徹底的にアウトプット中心にしていくことを金川顕教さんに教わっていくことになります。

第2章、猿川さんが金川顕教さんと会ってから1週間後、インプット中心の鶴田さんは7冊くらいの本を読んだようですがあまり変わっていないようです。一方猿川さんは、外見もアウトプットの一種という金川顕教さんの教えを実践し、外見や表情に変化が出ています。その結果周囲の反応もいい方に変わったことを実感するようになりました。
情報を定着させるには2週間に3回その情報をアウトプットすることが理想だと話す猿川さん。金川顕教さんから教わったことを鶴田さんに教えることは、猿川さんにとっても最も学びの効果が高い行動です。それに相手の役に立てる人は周りから信頼もされます。アウトプット中心で行動することでいろいろなメリットを感じることができるんですね。
会社の販売促進会議で積極的に発言した猿川さんでしたが、結局いつもの流れになってしまいました。ですが会議後に先輩から激励され、もっと成長したいという気持ちを強くしたのでした。

第3章、販売促進会議のことを金川顕教さんの報告した猿川さん。金川顕教さんからは「相手を褒める」ことも大切なアウトプットの一つだということを教わります。また、アウトプットに慣れるにはアウトプットをするしかない、失敗を繰り返して成長する、焦りや迷いは行動を停滞させるということも教わりました。さらに、話す内容だけでなくどう話すかを重視する必要があることを指摘されます。外見に気を配るようになった猿川さんでしたが、話し方までは考えが及んでいませんでした。
次の会議までに、胸を張って笑顔で話す、アイコンタクトをとる、先輩方と雑談でもいいから何度も接触して雑談を試みるという課題が見つかりました。
後日猿川さんはアンバサダーマーケティングの責任者に抜擢されました。しかしどんなアウトプットが有効的かわからず金川顕教さんに相談しました。金川顕教さんは、話すことと書くことは同じアウトプットでも異なる点があり、書くアウトプットの場合は相手に伝わることが最も重要なので対象は中学生だと考えて分かりやすい言葉と短い文章で構成するようアドバイスします。そして商品を売るのではなく、本当の価値を伝えることが大切だと伝えました。
ちなみに話すよりも書く方が記憶に定着されるということでした。

第4章、猿川さんはアンバサダーマーケティングの社内プレゼンに臨んでいます。これまでの金川顕教さんからのアドバイスを参考にして、表情豊かに胸を張りアイコンタクトを取りながら熱弁した猿川さんのプレゼンは大成功したようです。
というのも猿川さんはプレゼンの練習を動画に撮って何度も見返し修正点や改善点を見つけるようにしていました。そしてもっと有効な情報がないか使える知識がないかインプットをし、それを活用してまたアウトプット、そしてフィードバックというサイクルを繰り返しプレゼンに臨んだのです。そのおかげで自信を持って本番に臨むことができたそうです。
猿川さんの活躍を知った鶴田さん。インプットだけをしてきた鶴田さんとアウトプットをした猿川さんでは大きく差が出たようです。鶴田さんもアウトプットの重要性に気が付き、金川顕教さんを紹介して欲しいとお願いします。
久しぶりに金川顕教さんと面談した猿川さん。金川顕教も猿川さんの変化をはっきりと感じました。
金川顕教さんのコミュニティへの参加を勧められた猿川さんと鶴田さんは、目標達成に向けて周囲を巻き込むことのできるリーダーシップを発揮できるようになっていったということでした。

この書籍を読みながら猿川さんの成長を一緒に体験した気持ちになりました。
インプットよりもアウトプットを重視することでこんなにも人生が変わるのかと驚きました。本当に成功したいとか成長したいと思っているのなら、1分でも早く行動に移すことが重要だと金川顕教さんは言います。行動といってもインプットだけではあまり意味がないのはこの書籍から学びましたよね。猿川さんのように外見や話し方というのもアウトプットの一つ。自分に取り入れられることはどんどん取り入れ、アウトプットしたらそれで満足せずきちんとフィードバックを行い、新たにインプットそしてアウトプットというサイクルを実践していけるようにならなければいけないと思いました。
より詳しくアウトプット術の解説をしている『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』という金川顕教さんの書籍もぜひ参考にしてください。
この書籍紹介でも取り上げていますので、よければそちらもぜひご覧ください。

この『圧倒的な成果を上げるアウトプット術』はkindle版を無料で入手することができます。
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ぜひ猿川さんの成功をあなたも体験してみてください。