仮想通貨投資入門

今回紹介するのは2018年2月23日に出版された『仮想通貨投資入門』という金川顕教さんの14冊目の紙媒体の書籍です。
2020年は新型コロナウィルスの世界的な蔓延のため、経済界が大打撃を受けましたね。
でも実は仮想通貨などの暗号資産業界では合併買収の取引総額が2019年の規模を超えているし、代表格であるビットコインも過去最高値を更新し300%余り上昇しているなど、やはり仮想通貨が持っている可能性は大きいのではないかと感じますよね。
仮想通貨のことを知らない人もまだいるかと思います。
ぜひこの金川顕教さんの書かれた『仮想通貨投資入門』を読んで理解して頂ければと思います。
では早速中身を見ていきましょう!


~もくじ~
まえがき
第1章 仮想通貨とは?
 1そもそも仮想通貨とは? 他4項目

第2章 仮想通貨トレードの基本
 1仮想通貨の入手方法 ①仮想通貨取引所で買う 他14項目

第3章 ICO投資の基本
 1そもそもICOって何? 他4項目

第4章 ICO投資の実際
 1ICOはどんな人が購入しているのか 他4項目

第5章 仮想通貨・ICO市場の現状と未来
 1ICOと法律 他3項目

あとがき
仮想通貨投資で稼ぐノウハウ満載の8大特典!


まえがき、今回取り上げるテーマは仮想通貨ですが、なかでもICO(新規仮想通貨公開)について大きく取り上げています。仮想通貨やICO興味があっても具体的にどうやって取り組めばいいかわからない人にもおすすめです。これから投資やビジネスを考えるうえで欠かせない知識となるであろう仮想通貨、ICOについてしっかり学んでいきましょう。

第1章、仮想通貨は需要と供給によって価値(価格)が変動するので金や原油のようなものに似た性質を持っています。世界中の誰とでも簡単にやり取りができ、手数料もほとんどかからないというメリットがあります。管理者によって価値が保証されるのではなく、仕組み自体に対する信頼性が価値を支えています。
仮想通貨の代表格と言えばビットコインがありますが、それ以外にもたくさんの仮想通貨があります。ビットコイン以外の仮想通貨をまとめてアルトコイン(オルトコイン)と言います。それぞれ機能や仕組みに個性があります。時価総額の大きいものが数種類紹介されています。
仮想通貨自体は1990年代から構想が提唱されていましたが技術的に不可能だとされていました。しかし「ブロックチェーン」というデータのコピーや改ざんを防ぐための仕組みが確立され取引が可能になっています。
仮想通貨の普及率はまだまだ低いようですが、市場はまだ発展途上です。今からでも値上がりの波に乗れるかもしれませんよ。

第2章、仮想通貨の入手方法が分かります。一般的な入手方法は取引所で買う方法です。取引所によって手数料や取り扱っている仮想通貨に違いがありますので、そこをしっかりと把握したうえで取引をする必要があります。
また持っている人から買うか、無料で配られる場合もあります。それからマイニングという方法もありますが、これは個人でやるには大きな設備投資と電気代が掛かってくるので実用的ではありませんね。マイニングをするアプリもあるようなので、興味のある人はやってみたらいかがでしょうか。
仮想通貨はつまりはデータです。公開鍵と秘密鍵という英数字の羅列2つによって成り立っているので、この2つが外部に漏れてしまえば不正送金されてしまうし、分からなくなってしまったら2度と利用できなくなってしまいます。安全に保有するためには取引所で買ったままにせず、二段階認証が必要なウォレットを使ったり、アナログですが暗証番号を紙に書いたりして保管することが望ましいです。
仮想通貨トレードで利益を上げるためには取引量の多い通貨を対象にして、欲張らずうまくいっている人に教えてもらいましょう。
講座の開設方法、仮想通貨の買い方などが詳しく図付きで紹介されていますので参考にしましょう。

第3章、第2章で仮想通貨投資のイメージが付くと思います。3章ではICOについて詳しく解説されます。ICOというのは、仮想通貨が浸透した現代で広がる、新しい資金調達の手法です。資金の払い込みと対価の支払いが両方とも仮想通貨で行われるという特徴があります。世界中の有望企業に簡単に投資が出来る点も人気の理由です。ICOは短時間のうちに資金調達が出来るので事業者側のメリットも大きいです。

第4章、仮想通貨の購入層は一部のコンピュータ好きの若者から機関投資家やプロの投資家へとシフトしてきています。長年投資をしてきた本物の投資家がICOに興味を持ち始めたということはどういうことでしょうね。
ICOには数年で千倍単位のリターンの可能性がある反面、無価値になるというリスクもあります。情報をしっかり入手すること、分散投資すること、それから選別をする力が必要になります。
あらゆる投資に共通することですが、許容できる範囲のリスクマネーで行うことが大切です。

第5章、金川顕教さんは近々(2018年時点)金融市場になんらかの変化が起こる、行き場を失ったお金は金や仮想通貨に流れ込む、値動きを落ち着かせながらさらに仮想通貨市場は拡大していくと予想しています。
2020年現在、各国においてICO規制の動きが本格化してきたようです。
仮想通貨がもっともっと安心して使えるようになるにはまだ時間が掛かるかもしれません。ですがコロナショックを受けてもビットコインの価格が上昇したように、仮想通貨に対する期待値はとても大きいことが分かります。
世界情勢などで状況がどんどん変わっていくので、しっかりと最新情報をキャッチしていくことが重要だと思います。

以上がこの書籍の内容です。
書籍が書かれた時から2年以上が経ち、状況も変わってきています。
仮想通貨に関しては長期的な視点で見る必要があります。世界中で経済的に打撃を受けたにもかかわらず、仮想通貨の市場は大きく落ち込んでいません。
大切なことはしっかりと世界情勢を見て、情報をどんどん入れていくことです。
大きな可能性を秘めている仮想通貨。
自分が高齢者になった時にはどうなっているのかとてもワクワクしてしまいます。

興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

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