金川顕教さんの書籍紹介、今回は24冊目の『仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい』という本を紹介したいと思います。
この書籍は2019年1月22日に出版され、大好評につき発売から1ヵ月経たずに重版が決まっています。本のタイトルがそのまま本の内容を表していますね。
インプットとアウトプットがありますが、大抵の人はインプットに力を入れてしまってなかなかアウトプットをしていないんじゃないでしょうか。
でもアウトプットを先にって、なにをアウトプットするんだ？と思いますよね。
では何をどうアウトプットしていくのか、内容を見ていきましょう。
～目次～
第1章 人生の9割は「アウトプット」の順番で決まる
第2章 「何を知っているか」より「どう伝えるか」が勝負を分ける
【話す】【書く】アウトプット術
第3章 「何を知っているか」より「誰を知っているか」が人生を変える
【人脈】アウトプット術
第4章 お金は「いくらもっているか」より「どう使うか」でレバレッジをかける
【お金】アウトプット術
第5章 最大のアウトプットは「自分の見せかた」にある
【見た目】アウトプット術
はじめに、人工知能がどんどん進化しているこの時代、そしてこれからの時代を生き残るためにはアウトプットができる人になる必要があるということでした。大切なのは、（ｉ）→（Ｏ）→（Ｉ）という順番。これが何を指すかは、本を読んでみましょう。
第1章、一つのことに1万時間かけると一流になるいう一万時間の法則には、なんとインプットの時間は含まれないらしい！！衝撃でした。アウトプットを一万時間することでようやく一流と言えるんですね。だからこそ、インプットは最低限だけでいい。どうせ人は20分後には半分、1ヵ月後には20％しかものを覚えておけない生き物…。インプットだけをしていても無駄だということです。金川顕教さんにいわせてしまえば日本の義務教育なんてまさにゼロプット！確かに小学校中学校で習ったことを今でも覚えているかというと全然覚えていないです(笑)もっと実践的なことを教えて欲しかったと大人になってからよく思ったものです。ただ単に授業を聞いたりするんじゃなくて、自分でなにかを経験したことは記憶しやすいみたいです。読む見る聞くというインプットじゃなくて、話す書くというアウトプットをすることが実は一番のインプットにもなっているということでした。だからまずはアウトプットとなる行動から始めないといけないです。まず行動を起こしさえすれば、その後は足りない情報をインプットしてどんどん軌道修正していけばいいだけなんです。
第2章では「話す・書く」アウトプット術について書かれています。人に何かを伝えるスキルはすなわち稼げるスキルといえます。伝えると言っても奥が深く、情報を伝えて相手の心を動かして行動を起こさせることができないといけません。話したり書く時のコツ、5Ｗ1Ｈ(誰がどこでいつ何をどうしてどのように）という言葉を聞いたことがあると思いますが、金川顕教さんからしたら2Ｗ1Ｈでじゅうぶんということ。2Ｗ1Ｈとは、何をなぜどのように、のこと。なぜを入れた伝え方は相手の気持ちに届きやすいんだそうです。また、具体的な説明を8割入れ、「です、ます」と言い切ることで自信を持っている風に。笑顔も大切。自分は電話の時の姿勢や表情が声に影響すると教えられたことがあります。いかに相手に伝えるかは、そうした細かい部分も大きく影響していくので気を配らないといけないですね。
第3章は「人脈」のアウトプット術について書かれています。今やユーチューバーやインスタグラマーが芸能人のようにファンを獲得し活動しています。そういう人は自分自身をしっかりブランディングすることが上手に出来ているんですよね。ＳＮＳを活用して自分をブランディングすること、それも人脈をつくっていく重要なアウトプット術の一つです。もし人脈を広げたいと思っているのなら、会いたい人にはすぐに会いに行くことを心がけましょう。行動はブーメランのように必ず自分に戻ってきます。いつかできることは全て今日でもできること、という言葉が印象に残りました。
第4章は「お金」のアウトプット術について書かれています。人脈のアウトプット術にも出てきましたが、お金もブーメランと一緒で自分に返ってくると金川顕教さんはいいます。また使うことが上手な人のところに集まるものだそうです。上手に使うとはつまり「消費」でも「浪費」でもなく「投資」にお金を使うということ。一番利回りがいい投資は実は「自己投資」。目標年収の10％は投資に回すことがおススメなんだそう。ただし本を買って読むだけとかのインプットだけでは全く意味がないので要注意です。お金は自分の能力を反映したもの。自分に能力があればお金が寄ってきます。自分の能力を上げるために時間や経験、健康にお金を使うことをためらってはいけませんね。
第5章は「見た目」のアウトプット術について書かれています。見た目は最大のアウトプットだそうです。正直なところ人は見た目で相手を判断します。中身が大事という意見もありますが、まずは見た目で自分の中のあるボーダーに届かなかったらそれ以上の付き合いなんて生まれませんよね（笑）なんと見た目を気にするだけで年収が1割も上がるんだそうです。だったらちょっと気にしてみようかななんて思いますよね。でも高級品を身に付けておけばいいという単純なことではありません。高価なブランド品のジャージみたいな服を着ているよりは、そこまで高くなくてもパリッとしたスーツを着ている方がデキる感出ますよね。自分自身に似合うことも大切だし、ＴＰＯに合わせた服装とかもちゃんと考えないといけないですね。あと、いい服を着ていても、だらしない肉体では良さが半減どころかめちゃくちゃ下がってしまいますよね。3代目とかEXILEとかめちゃくちゃに鍛えている身体はかっこいいものです。彼らのように仲間で一緒に励むことはモチベーションに繋がるので、仲間を作りたいところです。実は食事：運動：睡眠＝6：2：2というくらい食事は大切な要素です。何事もバランスよく取り組んで見た目を向上させたいですね。
以上が『 仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい 』の内容と感想です。
一言にアウトプットといっても、いろんなアウトプットのやり方があるんですね。
一つ一つは実践しやすい些細なことだったりするのですぐにでも生活に取り入れることができると思います。いろいろ難しく考えないでとにかくやってみる、それが大切です。
まずはこの本をきちんと読んでみるところから始めてみましょう。